２００１年７月１９日（木)　【周辺遺跡巡り】　SIEM REAP

　 　ホテルを朝９時半頃出発して、周辺の遺跡へ。
　昨日、アンコールワットに連れいってもらったラン君に
　車で連れて行ってもらう。

　アンコールワットの周りには、他にも多くの遺跡がある。

　まず、アンコールワットの少し先にあるアンコールトムへ。
　アンコールトムへの道は、まず南大門をくぐる。
　門は上が４つの塔になっていて，それぞれに顔が掘られている。



　南大門
　
　 　アンコールトムは高さ８メートルの城壁に囲まれ、周囲１２キロメートルもある。
　そのアンコールトムの中心にバイヨン寺院がある。
　 　バイヨン寺院




　


　　 　　


　バイヨンは、１２世紀、ジャヤヴァルマン７世時代に建てられた。
　いくつもの石造りの塔とそれを囲む石の塀からなっている。

　四つの塔には、観世音菩薩の面が彫られている。
　ここの壁にも、細かいレリーフが彫られている。
　かなり大きな場所で、１周して上まで登るのに１時間以上かかった。

　アンコールトムにはこの他にもたくさんの見所がある。

　「空中楼閣」という意味があるピラミッド型寺院のピミアナカス。
　あまりに急な階段なので、登るのを断念し。下から眺めた。
　 　ピミアナカス
　　 　バイヨン寺院のすぐ北側に位置しているバプーオン。
　バプーオンは「隠し子」という意味で、昔シャムの大軍が侵攻してきた時に
　カンボジア王妃が自分の子供をこの寺院に隠したことからその名前がついたそうだ。
　静けさの中、この空中回廊を渡るとすごく神秘的な感じがする。
　 　バプーオン




　次に、バプーオンのすぐ北側にある象のテラスへ。
　象のテラスは王族達が閲兵を行った王宮前にあるテラス。
　鼻の部分から象の形がよくわかる。
　 　象のテラス
　　

　そして、迷路のようなライ王のテラス。

　象のテラスに続くライ王のテラスには、数え切れないほどの女神像が彫られている。
　テラスの上には「ライ王像」のレプリカがある。（本物はプノンペンの国立博物館にある。）

　


　アンコールトムは、これで終わり。
　ここも本当に大きく、歩き回ってだいぶ疲れた。
　とりあえず、ここでお昼休憩。
　アンコールワットの近くにあるレストランへ。

　注文を終えて待っている間、物売りの子供達がたくさんやってきた。
　ブレスレットやポストカード、アンコールワットの本、そしてなぜか笛。
　その勢いと、かわいさに負けて、ポストカードを１ＵＳ�jで買った。
　お昼は、「焼きそば」のようなものを食べた。


　お昼
　 　 　お昼過ぎには、さらに周辺の遺跡へ。

　昔、巨大な王様のお風呂だったと言う「スラ・スラン」へ。
　スラ・スランはジャヤヴァルマン７世が12世紀末に造った沐浴のための池。
　ここがお風呂って、あまりの大きさにびっくり！！
　 　スラ・スラン
　 　





　そして、ずっと行きたかった憧れの地「タ・プロム」へ。
　タ・プロムはジャヤヴァルマン７世によって１２世紀に造られた仏教寺院。
　ここは大木が遺跡を覆い尽くしているが
　自然の驚異を示すために、人間の手を加えないまま放置されている。
　 　自然の神秘
　 　 　圧倒するような木はスポンという木で、日本ではガジュマロと呼ばれている。
　こんなに大きな木が、遺跡の至る所に根を張っている。
　以前は栄えていた場所が、何百年の年月を経てこういうふうに
　自然に侵食されてるのって、なんとも感慨深い。
　 　　 　最後に、アンコールトムの近くにある山「プノン・バケン」へ。
　　ここはきれいな夕日を見ることのできるスポット。



　ここに登るには、急な岩場の坂道を登っていかなければならない。
　上まで登ると、眼下にアンコールワットが見える。
　緑の中に広がるアンコールワットが、とても幻想的だった。
　



　バケン山には、日本人の観光客がたくさんいた。
　きれいな夕日を見て、この日の遺跡巡りが終了。
　 　夕食は、ラン君がやたらに勧めてきた「アプサラダンス」を
　見ることのできるレストランへ言った。
　アプサラダンスは、カンボジアの伝統的なダンスだそうだ。
　バリ島で見たダンスと、踊りや衣装などとてもよく似ていた。
　 　今日もよく歩いた１日だった。
　もっともっと時間があれば、いつか、１週間ぐらいかけてゆっくりと
　 遺跡を周ってみたいなぁ。




ベトナム＆カンボジア　旅日記


７月１４日【到着】 ７月１５日【市内１日観光】　 ７月１６日【クチトンネル】　 ７月１７日【ホーチミン最終日】

７月１８日【アンコールワット】　　 ７月１９日【周辺遺跡巡り】　　 ７月２０日【自由行動】


【エピローグ】