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ベトナム&カンボジア 旅日記


7月14日【到着】   7月15日【市内1日観光】   7月16日【クチトンネル】   7月17日【ホーチミン最終日】

7月18日【アンコールワット】   7月19日【周辺遺跡巡り】   7月20日【自由行動】


【エピローグ】
 



 2001年7月18日(火) 【アンコールワット】 SIEM REAP

 
   ホテルを9時半頃出発して、ホーチミンのタンソニャット空港へ。

 11時半にホーチミンを出発して、1時間後にはアンコールワットのあるシェムリアップに到着。
 日本との時差はベトナムと同じく2時間。
          空港を出ると、日本で予約をしていたホテルの人が迎えにきてくれていた。
 ここでの滞在先は、オールドマーケットと呼ばれる市場の近くにある
 「POPULAR GUEST HOUSE」と言うホテル。

 


 空港からホテルまでの道中、ホーチミンとのあまりのギャップにびっくりした。
 ホーチミンのような雑然とした感じはまるでなく、のんびりした農村風景が広がっていた。
 自転車で行き交う人々。道路をゆっくりと歩く水牛。南の島にありそうな家々。
 タイ文字に似た記号のようなクメール文字。   こんな文字。

 
 「こんにちは。」という意味の「チョンム リアップ スア」   街全体に、のんびりとした空気が流れていた。

 私達を迎えにきてくれたのは、日本語のわからないおじさんと日本語が話せる青年だった。
 私が連絡をとったのは、このおじさんの方だけど、この青年は誰なんだろう?
 22歳で「ラン」と名乗ったその青年は、「です、ます調」でしゃべるので
 とても丁寧で礼儀正しく、真面目そうな青年に見えた。
 聞いてみると、日本語を勉強し始めて、1年ぐらいだと言う。
 ホーチミンであった人達と比べると、しゃべり口調が格段に丁寧だった。

 30分位してホテルに到着した。

 部屋を見せてもらい、1泊朝食付きツイン18USjの部屋にした。

 荷物を置き、時間は午後1時30分。さあ、いざアンコールワットへ。
 さっきいたラン君がバイクで連れて行ってくれると言う。

 なんとなく、道が悪そうな気がしたので、車がいいと言ったが
 「だいじょうぶです。」としきりに言って、バイクを勧めてくる。
 「もし、今日バイクで行って嫌だったら、明日は車で行けばいいです。」
 と勧めるので、どうせあと数時間だけだからいいかと思い、バイクを頼んだ。
 ラン君が、友達2人を連れてきて、3台のバイクで出発した。

 なんだか、言いくるめられたような感じだったけど。
 暑くて、疲労感がただよっていると、どうにも主張しきれなくなる。
 今回の旅でよくわかったこと。
 それは、よっぽど確固とした意思や主張をもっていないと、こうなっちゃうってこと。

 アンコールワットや、周辺の遺跡に入るにはチケットが必要になる。
 1日券、3日券、1週間券がある。値段はそれぞれ20USj、40USj、60USj。
 私達は、3日券40USjを購入した。
 チケットには写真が必要だけど、その場で写真を撮ってくれる。

 そして、いよいよ、アンコールワットの堀が見えてきた。
 これがまた大きい。幅190メートル、周囲5.5キロもある。
 行けども行けども、入り口が見えてこない。

 そして、とうとう入り口に到着。

 憧れのアンコールワット!!

 
 


 ここはアンコール・ワットの西参道と呼ばれる所。
                この西参道を過ぎて、西塔門に到着。
 さらにここを通りすぎると、正面に尖塔が見えてくる。
    


 アンコールワット
    アンコールワットは、12世紀前半スーリヤヴァルマン2世によって建てられた巨大な寺院。
 ユネスコの世界文化遺産にも登録されている。
 アンコールワットは南北1300メートル、東西1500メートルの堀で囲まれた敷地内にある。
 3重になっている回廊と塔を中心に構成されている。
 第一回廊の長さは1辺が約200メートルもある。
 中央の塔の高さは65メートル。その周りに、4つの塔がある。
   アンコールワット図
    1番外側にある第一回廊をまず1周する。
 壁には一面レリーフが彫られている。
 柱にも、たくさんの模様が彫られている。
 アプサラ(クメール語で天女の意味。)の姿が刻まれているものもある。

 たくさんの柱や壁に、これだけだくさんの精密な模様を彫り
 これだけの石を積み重ねて、こんなに大きな建造物を作るなんて
 想像する以上に、大変な作業だっただろう。

 そして、数百年前の繁栄の時代、戦火の時代を経て、今に至っていることを思うと
 時の流れの不思議さというか、神秘さというか、そういうものをひしひしと感じた。   回廊の柱
    壁のレリーフ
    アンコールワットの中で、鬼ごっこをしている少女達がいた。
 柱の影に隠れている3人組の女の子達に私が近寄ると
 女の子達は、シーッと口を手に当てた。
   カンボジアの女の子
    鬼ごっこしていた女の子達
    中にいたおばあちゃん。
 お線香をくれて、クメール語で何やら唱えてくれた。

 おばあちゃん
      第二回廊をすぎると中央の塔が間近に迫ってくる。
 急な階段を上って1番上にある第三回廊へ。
 上に登るときはそんなに怖くないが、降りるときがものすごく怖かった。
     急な階段
 



 そして、とうとう第三回廊に。
 ここに、中央祠堂がある。
   中央祠堂
     頂上に上って、辺りを見渡す。本当に、最高の眺めだった。
   頂上からの眺め
 
   まるで、数百年前に、タイムスリップしたような1日だった。
 アンコールワットは、とても雄大な雰囲気を漂わせていた。
 いつまでも、アンコールワットの中で、のんびりと時を過ごしたい気分になった

 とにかく大きいアンコールワット。
 3時間ほどで周ったが、もっともっと余裕をもってゆっくり見るのがいいんだろう。
 憧れていたアンコールワットは、その期待を裏切らなかった。
 それどころか、想像していた以上のスケールだった。

  この日の夕飯は、ホテルから近いレストランへ。


 


その途中、腰から下のない人が物乞いをしていた。
  戦争で、あるいは地雷で下半身を失ってしまったのだろうか。

 明日は、アンコールワット周辺の遺跡を見に行く。




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