5月29日(日) ツェルマット
今日は、さらに近くでマッターホルンを見るべく、早起きしてゴルナーグラート(Gornergrat)展望台へ。
今回の移動手段は、GGB(Gornergrat Monte Rosa-Bahnen)鉄道。
2本のレールの間に歯車を付け、急な山を登るアプト式登山鉄道と呼ばれるもので、なんと明治31年に開通しています。
日本では、大井川鉄道井川線のみという貴重なもの。
昼近くになると列車が混むということから、朝8時発に乗り込み出発!
朝早いということもあり、車内にいたのは自分よりでかいセントバーナー犬。
ちょこんと行儀良く座っている姿に、「きっと救助犬なんだね。」なんてヨメと話してた。
列車はしばらくは森の中を進んでいたけど、突然視界が開けマッターホルンがお出迎え。
今日も良い天気!
40分の車窓を楽しんでいるうちに、終点のゴルナーグラート駅に到着と放送が流れた。
駅を降りれば、さらに近くなったマッターホルンがお出迎え。
すばらしいの一言!
雪山を少し登ると360℃のパノラマが広がる展望台に到着。
この展望台も7月になれば雪が溶け、さらに奥まで散策できるようになるそうです。
目の前に見えるホテルは今年改修中ということで、ひっそりしていた。
ゴルナーグラート展望台から見ることができるのは、マッターホルンだけじゃない。
西の奥に見えるは、ヨーロッパ第2の高峰モンテ・ローザ(Monte Rosa)。
高さ4634m。でかっ。
モンテローザとマッターホルンに囲まるのは、ゴルナー氷河。スケールが違いすぎる。

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ひとしきり景色を堪能し駅に戻ると、次の電車がちょうど到着。
出てくるのは、日本人団体客、客、客だらけ。
あっという間に駅前の小さな展望台は人で一杯に。
すでに景色を十分堪能したmamasaruとヨメは、ベンチに座り、売店で買った飲み物とおやつ片手に悠々と混雑っぷりを見学。(/ ̄ー ̄)
そこで、行きの電車で乗っていたセントバーナード犬の正体が明らかに。
なんと、日本人団体客とマッターホルンをバックに撮るためのモデル犬だったのだ。
街の写真屋で1枚10SF(900円)で販売するらしい。
ひとしきり撮り終わったら、カメラマンと一緒に遊んでた。
集合写真は金を取るが、暇になったセントバーナード犬と一緒に記念撮影。
腹さわると、足を上げてポーズをとる奴。お主、役者やな。
駅の温度計を見ると7℃。
すごく寒いはずなのに、強い日差しのせいか、シャツ1枚でも大丈夫。
旅行はやっぱり晴れにかぎるなぁと感じた。
ゆっくり2時間ほど滞在したら、団体客と一緒の便で帰ることに。
爆睡していた人の予定表を何気なく見ていると、ドイツからスイス、フランスの観光地を強行軍で駆け抜けるらしい。
個人旅行は準備が大変だけど、自分の体調と天気と相談しながら好きなように観光できるところがやっぱり良いなぁと感じた。
街に戻ると、ちょうどお昼。
スイスの食料品の店は、よっぽど大きな都市でないと日曜は休みなのです。
駅前のCOOPも休みだったので、ホテルにあるお湯とお茶のサービスを利用して、買い置きしたカップラーメンとお菓子&日本から持ってきた『どん兵衛』を食べることにした。
パンとチーズとソーセージばかりなので、ちょっと懐かしい味だった。
ツェルマットに来たからには、マッターホルンが最も近くで見ることができるクライン・マッターホルン(Klein Matterhorn)展望台に行くはずだったのだけど、オフシーズンということでロープウェーがお休み。
日本を出発してから7日が経ち、旅の疲れも少しあったので昼寝をすることに。
ツェルマットで泊まったのは、駅のすぐ隣にありながら、テラスからマッターホルンも見ることができる★★★★のホテル。
テラスの椅子でマッターホルンを見ながら、優雅にうたたねさせてもらいました。
夕方まで休んだら、おみやげ屋を見て回り、夕食を食べるために街を歩いてみた。
昨日と違う店にしようと、目をつけていた中華料理屋に行くものの…。日本語だけ「一人20SF以上の注文をおねがいします」と書かれているので却下。(−_−;)
次に、もう一つの候補だったスイス郷土料理の店は…。
オフシーズンで休業中。( ̄□ ̄;)
仕方ない、ガイドブックに載っているタイ料理屋に行くか…。
これまたオフシーズンで休業中。( ̄Д ̄;)
ならば、昨日やっていたホテル近くのレストランに行こう。
日曜定休。ヽ(  ̄д ̄;)ノ
結局、日曜も営業していた、昨日食べた店にクタクタになって突入。(´ヘ`;)
チーズフォンデュと並ぶ名物、ラクレット(ポテトにチーズを添えたもの)を食べてみた。
教訓:スイスで日曜に食事するときは、空いている店にすぐ入れ。
明日は、ままさるの一番の楽しみ。氷河急行に乗車!
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