5月25日(水) ピラトゥス山&ルツェルン観光
朝9時、前日に決めたピラトゥス山に向けて出発。
ルツェルンからも見ることができるこの山は、標高2,132m。
キリストに処刑を宣告したローマ提督ポンティウス・ピラトの亡霊がたどり着いた山で、中世までは登山が禁止されたとのこと。山頂からはパノラマが絶景らしい。
『山に行くときはほとんど晴れる!』高校の頃からのジンクスは、ここでも発揮!
山に行くとはいえ、運動嫌いなヨメ連れていくので、乗り物に頼った楽々登山。
トラム(路面電車)で20分ほど行った場所にあるクリエンス(Kriens)から、ロープウェイを乗り継いで山頂へ。まずは4人乗りの小型ロープウェイで中継点となるフレクミュンテック(Frakmuntegg)に到着。ここの標高は1,416m。そこそこ高い。
ここからは大きいロープウェーに乗り換え、700mを一気に登る。
頂上があんな遠くに…。
ロープウェーに乗り込むと、食料のカートが中を占拠してた。
中には大量の焼きたてのパン!
焼きたての香りが車内に充満してた。うまそぅ。
パンと一緒にピラトゥス山頂に到着。ホテルを出てからわずか1時間半。
広がるは、パノラマの風景。
苦労せずに登って、こんな素晴らしい景色を見ることが出来て良いのだろうか。山に登るものとしては、ちょっと複雑な気分…。
ルツェルンの街も全景を見ることができる。建物の茶、森の緑、湖と空の青のコントラストがお見事。日本と違って、高圧電線がないからこんなに綺麗に見えるのだろう。
標高が高いだけあって、日差しがものすごく強い。雪山と湖に太陽の光が反射して、キラキラ光っている。ガイドブックどおり360℃の景色を見ることができる場所だった。
スイスに入ってから初めて日本人に会ったのは、ちょっと残念だったけど、来て良かった!
景色を眺めているうちに昼になったので、頂上で食べることに。
レストランでソーセージ&ポテトのチーズ煮と、魚&野菜の付け合わせで一人で乾杯!!
帰りはピラトゥス山へのもう一つの移動手段、登山電車を使って下山することに。
ロープウェイの往復切符を買ってしまったので、駅員さんに事情を話したら切符を変えてくれた。親切で良かった。
この登山電車は、ワイヤーでひっぱるケーブルカーと違い、ロッヒャー式というラックレールという、二つのギアで線路を挟む仕組み。
ピラトゥス山頂から湖畔の町アルプハナシュタット(Alpnachstad)までの最大48%の勾配をものともせず上り下りします。48%の勾配はもちろん世界一。
仕事で携わっているバスは日本で最も勾配がきついと言われているけれども、それでも20%。世界にはとてもかなわんなぁ。
景色を眺めているうちに、あっという間に麓に到着。o(^-^)o
湖畔沿いの鉄道に乗り換えルツェルンに到着。市街でおみやげ散策をしているうちに、市場があったイエスズ教会前にたどり着いた。
ガイドブックには、「内部の装飾が華やかで…」なんて書いてあって、ヨメと「いつ見られるのだろうね。」なんて話していたら、観光客らしき人が扉を開けて出ていくのを発見。
もしやと思って入ってみると…。
なんですか、この中は!Σ( ̄□ ̄;)
うちらが式を挙げたエセ教会と比べるのが失礼な程、華やか極まりなし。
内部の白を基調にした華やかな装飾、そして繊細な天井画についつい見とれてしまった。

【拡大】
中の案内を読むと、ミサ以外なら自由に入れたらしい。
明日の朝一番にはルツェルンを出発してしまう。せっかくなので、昨日行ったホーフ教会にもう一度行ってみることに。
駅からの川沿いの道から見える景色は、湖と飛行船と船の青と白のコントラスト。
駅から歩いて10分ほどの場所にあるホーフ教会は、身長174cmのmamasaruがこんな小さい。(;°°)
ここで少し建築について簡単に紹介してみると。
ホーフ教会は、735年にロマネスク様式で建立。14世紀にゴシック様式で建て替えられました。さらに17世紀の大火災の後、後期ルネッサンス様式で再建されるなど、その時代様式で建立されているものです。
(詳しい建築様式については、知っておきたい建築様式学入門を参考に)
見どころは4,950本もあるパイプオルガン。今でも現役で使われているそうです。
中に入れて良かった〜。
ホテルに戻り一休みすると、歩きつかれたのかヨメがダウン。
変わりにmamasaruが夕食を買出しに近くのスーパーMIGROに行くも、6時前で臨時閉店。
どうやら何か祭りがあるらしく、広場では演奏が行われていました。
少々歩いて、駅のスーパーで買ったサラダと買い置きしたカップラーメンを夕食に。
明日は、温泉町のロイカーバードに行きます!
4日目へ
SWISS Mamasaru編 TOPへ戻る